治療日誌

産後の骨盤ってどうなっているの??

2018.08.07

たいが鍼灸整骨院 院長 尾崎です。

まだまだ暑い日が続きますね!熱中症などにはくれぐれも気をつけてお過ごしください。

 

今回は当グループ(ひのうえ鍼灸整骨院・たいが鍼灸整骨院)で

大人気の産後骨盤矯正についてご紹介します。

そもそも産後の骨盤矯正ってなに?と思われていたり、よく耳にはするけれど矯正する必要ってあるの?

と思われている方も多数おられると思います。

今回はそのいろいろな疑問にお応えしていきます(^^)

 

まずは、

産後に骨盤がゆがむ原因からお伝えしていきます。

<原因>

・ホルモンの影響

妊娠中にはホルモン(リラキシン)の働きで骨盤がゆがみやすくなります。リラキシンは出産をスムーズに行うために

産道を確保しますが、それにより骨盤のじん帯や関節が緩むことで骨盤がゆがみやすくなります。

 

・妊娠中の歩き方

妊娠中、お腹が大きくなってきた時の歩き方をイメージしてみてください。お腹を前方に突き出して歩いていますよね。

その歩き方は骨盤が前方に傾きやすくなり骨盤をゆがめることになります。骨盤がゆがむことで背骨にも影響がでて腰痛にもなりやすくなります。

 

・分娩によるゆがみ

出産では一時的に骨盤が大きくゆがみます。骨盤が大きく広がることで骨盤内にあるじん帯や関節がゆるみます。

上記が産後に骨盤がゆがむ原因になります。

 

次に・・

じゃあ原因はわかったけれど、いつから産後骨盤の矯正をすればいいの?と思われている方もおられると思います。

それでは、矯正を行っていく時期をお伝えします。

<時期>

産後1か月までの間は無理をせずに安静がオススメです。

この時期は、まだ分娩の影響が残っている期間になりますのでまずは体調が整ってから行うのがオススメです。

産後1か月以降からスタートし産後6か月までに矯正をすることで元の位置には戻っていきます。

ただし、妊娠期間中に低下してしまった筋肉量や筋肉の柔軟性は自然に戻ることはないので、

正しい骨盤の状態に戻らないことも大いにあります。

<骨盤のゆがみを改善する方法>

骨盤のゆがみを改善する方法としては、日常の意識によって筋肉やじん帯を意識することが大切になってきます。

1.姿勢をよくする

姿勢を意識するだけでも骨盤のゆがみの改善には大きく影響を及ぼします。産後は授乳や妊娠中の歩き方が残っていたりで猫背や反り腰になっていることがあります。そのままの状態であると骨盤のゆがみも改善しにくくなります。

姿勢のポイントとしては、体を横から見て耳・肩・骨盤・膝・くるぶしが一直線になっている姿勢が一番いい姿勢になります。

鏡などで確認しながら姿勢にも意識を向けてみてください。

 

2.ストレッチ

骨盤の歪みを解消するにはストレッチも有効です。

産後は骨盤周りの筋肉が凝り固まったり緩んでしまったりすることで骨盤の歪みにつながります。

それらの筋肉をストレッチで伸ばしてあげることによって、正しい張力に戻すことができるため、

骨盤の歪みの改善が期待できます。

 

3.スクワットトレーニング

筋肉グループ(太もも前、太もも裏、お尻)がスクワットで主に鍛えられる筋肉ですが、

他にも腓腹筋とヒラメ筋からなるふくらはぎの筋肉や腹直筋(お腹)、腹斜筋(わき腹にある筋肉)を

始めとする腹筋や腸腰筋、腹横筋などといった腹部のインナーマッスルにも負荷が掛かります。

回数としては、初めから多くするのではなくまずは10回からスタートしてみてください。

その後慣れてくれば回数を5回ずつ増やしながら行ってください。

※くれぐれも無理はせずにご自分の体にあった回数から行い、慣らしていきましょう(^^)

 

以上が産後骨盤に対してのまとめになります(^^)

産後骨盤矯正をお考えの方は産後1か月~6か月の間がオススメになります。

その他ご不明な点がある場合は各院にお問い合わせください。

 

ひのうえ鍼灸整骨院

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