治療日誌

下肢静脈瘤!脚がだるくないですか?

2019.05.14

皆さんこんにちは、

樋上です。

ゴールデンウィークも終わりだんだんと暑い日が続いてきます。これからエアコンなどをつけて体が冷えたり手足がだるくなったりといった症状も増えてくるのではないでしょうか。

そんな足のだるさについて今回は少しお話ししたいと思います。どうぞお付き合いください。

 

脚がだるくないですか?

血管の弁が閉じなくなったで発症!

血液は、動脈により体のすみずみまで運ばれた後、静脈によって心臓に戻されます。

そして、下肢の静脈は、ふくらはぎの筋肉の収縮と、血液の逆流を防ぐ弁の働きでスムーズな血流が保たれています。

この弁が加齢などで閉まらなくなると、血流が逆流して血管内にたまり、うっ血を起ます。これが、下肢静脈瘤です。

症状は主に膝から下の皮膚に表れます。

足の表面近くの太い静脈で血流が滞ると、静脈がコブのように盛り上がり、ミミズや蛇のように蛇行します。

また、細い静脈のうっ血では膝から下の皮膚に青谷紫の静脈の線が、網の目やクモの巣状に広がります。

 

こうした外面の症状のほか、脚の重さ、だるさ、むくみ、痛みなどを感じます。

痒かったり、寝ているときに足がつったりすることも少なくありません。

重症化すると、脚の皮膚が赤く腫れて皮膚炎が現れます。そのため、皮膚炎の治りが悪いとして受診した人に見つかったりします。悪化すると腫瘍ができて、手術が必要になる場合もあります。

しかし、いずれの症状も静脈内のもので、動脈瘤などに比べると命に関わる危険性はかなり低いといえます。

[立ち仕事の人に多い]

弁が閉じなくなる原因は、加齢のほかに立ったままあるいは座ったままの姿勢を長く続けていることです。こうした姿勢は、足の静脈の血圧を上げ、弁を傷つけてしまいます。そのため、調理師や美理容師、教師のほか、警備員や販売にも発症者が多く見られます。

 

一方、星座の時間が長い華道や茶道の先生等の来院も少なくありません。女性ホルモンの影響もあり、妊婦や出産による発症も多いといえます。遺伝もあり、両親が下肢静脈瘤の場合の発症率はかなり高いと言うデータも報告されています。

強い打撲などで脚が腫れることで発症するケースもあります。

 

年齢とともに発症率が高くなる傾向が見られますが発症しても症状を感じない人もいます。男女比では女性の発症が多くなっています。

足の重さだるさ、むくみ痛み等は、弾性ストッキングなどで血流を良くすると圧迫療法で軽減できます。

このストッキングは、足首の部分の圧力が最も強く、膝や足の付け根に向かうほど弱くなっている、圧勾配が漬けられています。

このストッキングの使用は治療だけではなく予防にもなります。

また整骨院でマッサージをすることで血流を良くし、うっ血を防ぎ改善予防することができますのでぜひ当院で治療の方をさせていただきます。

改善や予防には運動もお勧めです。

その他治療法には、手術などで静脈を取り除いたり、血流を遮断したりして血管を生生でなくする方法もあります。日帰りで済む治療法も多く、重だるさやむくみ、痛みなどの症状も改善するため、術後足が軽くなったと言う声をよく聞きます。

ふくらはぎが痛い、だるいといった症状は、閉塞性動脈硬化症でも現れます。この疾患では、動脈の流れが悪いために痛みが出ますのでストッキングでは症状が悪化する場合があります。

原因を明らかにするためにも、まずはふくらはぎに痛みがあればスタッフまでお声掛けお願いします。

最後にゴールデンウィークでは交通事故も多発しています。

交通事故治療専門院でもあります。なんでも相談してください。

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