皆さんこんにちは、院長の樋上です。
毎年この時期になると大きな台風が来て日本列島各地で災害が起こっています。
さいわい、奈良県では被害が少ないですが、いつ来るかもわからない災害ですがしっかりと準備をして日ごろから対策を立てておきましょう。
五十肩は通称であり、医学的には肩関節周囲炎といいます。肩関節の骨や軟骨、靭帯や腱などの老化で周辺の組織が炎症を起こし、主に痛みが生じます。痛みは、腕の上げ下ろし等で形を動かしたときだけではなく、夜寝ている時にも現れます。
50歳代で発症が多く見られますが、40歳代でも起こり、その場合は四十肩と呼ばれたりします。加齢が原因と考えられていますが明らかではなく、肩関節をあまり動かさない人や、逆に動かしすぎる人も発症しています。
五十肩は自然治癒が期待できるため、放置する人は少なくありません。しかし、適切な治療を受けず、痛いからと肩を動かさずにいると、拘縮または凍結肩と呼ばれる状態が生じます。肩関節関節包などの部位が収縮してしまうためで、その結果、肩関節がさらに動かしにくくなり拘縮が進むと言う悪循環に陥ります。こうした悪化により手術が必要になる場合もあります。
五十肩は自然になると甘く考えず、また老化だから仕方がないとあきらめず、きちんと治療を受けてください。
ほかの病気がかくれていることも!
肩が痛む病気は、五十肩だけではありません。次のような病気は五十肩の症状によく似ているため、自己判断で放置すると治療が遅れ、手術が必要なほど悪化することもあります。肩の痛みを軽く考えず、自宅や職場に近い整骨院、ひのうえ鍼灸整骨院で確認してください。
石灰沈着性腱板炎
肩関節には、肩甲骨と腕の骨をつなげる板状の腱板があります。この内部に石灰が溜まって炎症が起こると、肩に激しい痛みが生じます。初期の場合は、石灰部位を吸引したりステロイド注射をすると楽になります。しかし、石灰が大きくなると手術が必要になります。
肩腱板断裂
肩腱板が、廊下や外傷などにより、断裂する疾患です。肩を動かすと痛く、特に夜間の就寝時に激しく痛みます。五十肩とは異なり、肩に力が入りにくいという特徴があります。薬で痛みを抑えながら、断裂した腱板の機能を運動なので高めます。痛みが消えなかったり、肩が動かしにくい場合は、手術で断裂した部分を縫い合わせます。
頸椎症性神経根症
首から上伸びる神経が、首の骨の変形などで圧迫されて痛む疾患です。腕や手、指がしびれてたりもします。首の後ろに反らせる姿勢を日常的に繰り返すと、神経が圧迫されて、発症する場合があります。
自然に良くなることが多いですが、仕事や日常生活に支障をきたすような痛みがある場合は、手術で治療します。
しかし五十肩と診断された場合は、拘縮の予防や改善のため、肩や腕動かします。こうした運動は予防にもつながります。ただし、過度の運動は症状を悪化させたり、逆に発症につながったりしますので注意してください。
肩は、冷やすと痛みが強くなったり、動かしにくくなります。肩が晴れたら熱を持ったりしていない場合は、入浴なので温めると良いでしょう。
ひのうえ鍼灸整骨院
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