治療日誌

夏の過ごし方

2022.08.02

 おはようございます。ひのうえ鍼灸整骨院です。

 じめじめ、むしむしと暑い日が続いていますね。

 もうすぐお盆ですが、皆様はもうご予定を立てられてますか?

 お仕事の方も、お家でゆっくり過ごされる方も、帰省される方もいらっしゃるかと思います。

 まだまだ暑くなるこの時期、脱水症や熱中症に注意が必要です。

 今回は、この脱水症、熱中症について調べてみました!

 

◎脱水症と熱中症の原因

気温の上昇とともに、人の体温も上昇するので、体は汗をかくことによって体温を下げようとします。

そもそも汗は、体温を下げるために出ているものです。汗は体の表面で蒸発して、その時に『気化熱』という熱を放出します。この作用によって体温を下げています。

その汗には、水分だけでなく塩分も含まれていて、この両方が失われることで脱水症になってしまいます。脱水症を放っておくと、熱中症、熱射病へと症状が移行していくそうです。

脱水症とは

水と電解質[塩分が水に溶けると電解質になります]で構成される体液が汗で失われてしまい、その補給ができていない場合に生じます。

脱水症になると、血液の量が減ってしまい、血圧が低下します。

必要な栄養素が体に行き渡らなくなり、不要な老廃物を排泄する力も低下してしまいます。

また、食欲不振などの原因にもなります。

さらに骨や筋肉から電解質が失われる事で、脚がつってしまったり、しびれが起こることもあります。

脱水症が、熱中症のさまざまな症状を誘発します。

熱中症とは

高温多湿な環境に長い時間いることで、体内の水分や塩分などのバランスが崩れてしまい、体温の調節機能が働かなくなって、体温上昇、めまい、倦怠感、けいれんや意識障害などが起こる症状です。

◎屋内の熱中症

熱中症は炎天下にいた時だけ発症するものではありません。

屋外だけではなく室内で何もしていない時でも発症してしまいます。室内でエアコンを使用せず救急搬送されたというニュースをよく耳にします。屋内外問わず注意が必要です。

湿気の多い時期や曇りの日、日中だけでなく夜間、屋内でも起こる可能性があります。

温度が高い、ムシムシする、日差しがきつい、無風状態、急に暑くなったなどなど、体内の熱を体外にうまく放出できなくて、体を冷やせない状況にある時は、どのような場所でも注意が必要です。

 

◎脱水症・熱中症の予防

〈涼しい環境と冷却〉

室内では無理をせずに、扇風機やクーラーなどを活用して、適度な気温、湿度を保ちましょう!

外出先などで体調に異常を感じた時は、風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内へ移動しましょう!

ネクタイやきついベルト、ズボンのホックはゆるめ風通しを良くして、体からの熱の放散を助けましょう!

体を冷やすために、皮膚に水をかけて、うちわや扇風機などであおぎましょう!

いかに早く体温を下げることができるかが悪化させないためのポイントです。

〈カリウム不足に注意〉

汗をかくことでカリウムも失われています。カリウムは細胞内液に多く含まれていて、失われると細胞内が脱水症状になります。

細胞内脱水は熱中症になってしまった際の回復に影響を与えてしまいます。

ナトリウムを排出する働きのあるカリウムですが、汗をかいた時は実は意識して摂りたい栄養素のひとつです。

海草類や果物、豆類などに多く含まれています。

〈水分や塩分の補給〉

一度に大量の水を摂取してしまうと、逆に体内の電解質のバランスが崩れてしまい体調不良を引き起こすこともあります。

水分補給をする時には、同時に塩分の補給も行いましょう!

水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクや経口補水液、また水や麦茶には、塩や梅干しなどを足して塩分も補給しましょう。緑茶やウーロン茶に含まれるカフェインは利尿作用があるため要注意です。

 

◎日常的な水分補給

のどが渇く前からのこまめな水分、塩分補給が脱水症、熱中症予防には大切です。

熱中症の発生は、当日の水分、塩分不足だけではなく、数日前からの不足が原因で発生します。

のどが渇いていないからまだ大丈夫とか、汗をかいていないから大丈夫と思いがちです。でもすでに体液が減少している場合もあります。いつもより尿の色が濃く、量が少ない場合はすでに体内の水分不足が起こっています。

常日頃から水分と塩分の補給を心がける必要がありますね。

 

いかがでしたか?

睡眠不足、体調不良、前日の飲酒、朝食の未摂取等は、熱中症の発症に影響を与えるおそれがあります。

毎日の健康管理も、熱中症予防には大切なことですね。

 


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