治療日誌

湿気とカラダの不調

2021.06.22

おはようございます!

ひのうえ鍼灸整骨院です!

今年は全国的に、梅雨入りがはやく、梅雨明けの時期も早い予想です。東海以西では雨量も平年並みか多い傾向になる可能性がある様です。

近畿、四国地方では統計史上もっと早い梅雨入りになりましたね。

急激な気候の変化でカラダのバランスを崩されていませんか??

今回は、ジメジメムシムシする時期のカラダの変化、不調の原因などを調べてみました。

◎湿度による体調不良?

湿気が強いと、体調があまり良くないという方もいらっします。カラダは環境の影響を少なからず受けているからです。

気圧の変化、寒さ、暑さ、乾燥など、さまさまな環境の変化の中でも、今の季節、湿気がカラダに与える変化を考えてみます。

◎湿気による症状

湿気が強い時、カラダが重いと感じることはないですか?個人差はありますが、様々なカラダのサインがあります。

・消化器系タイプ

多湿になると胃腸機能の働きが悪くなります。

食欲がない、お腹がすかない、お腹の張る、胃が重い、嘔吐、下痢・軟便など

治療方法

消化器の機能を高めることをメインに行います。

・体内蓄積タイプ

身体の余分な水分を、体外に排泄できなくなる場合。余分な水分がカラダを膨張させて様々な症状が起きやすくなります。

身体がむくむ、身体が重だるい、頭が重い、頭が痛い、関節が腫れたり動かしにくくなるなど

治療方法

体内の余分な水分をめぐらしつつ、排出(尿や汗など)させるようなツボをつかって、症状の緩和を促します。

・巡りが悪くなるタイプ

余剰な水分が身体の巡りを阻害する場合。

水分は重い為、カラダの下の方に溜まりやすく、手足末端や首肩など、循環が悪くなっている所の巡りをさらに阻害します。

このタイプは普段から痛みがあるところに症状が出やすくなります。

肩こり、腰痛、神経痛、頭痛、めまいなど

治療方法

蓄積タイプと同じ治療方法にプラスして、症状が出ている場所の流れを促すことで症状の緩和を図ります。

 

◎自宅でできる対処法は??

湿度が高いことによってカラダに溜まってしまった水分を、発散・巡らせることが大切です。

汗をかく程度の有酸素運動

湯船に浸かってしっかり汗を出す

食事の見直し

油もの・生ものなど、消化に悪い食べ物を極力減らす

味付けの濃いものを減らす

味の濃いものは、水を溜め込むため

ストレッチで身体の循環を巡らせる

 

◎ツボによるセルフケア

身体の中の水分代謝を良くするツボ

このツボに、お灸や指圧をしてみてしっかり反応がある方は、少し押すだけでも痛いかもしれません。

①『陰陵泉(いんりょうせん)

〈陰陵泉の位置〉

足の内くるぶしから骨の内側を真上にたどっていくと指が止まるところ。その骨は丁度そのあたりでカーブします。膝下内側にある太い骨の真下あたりになります。

〈陰陵泉の効果〉

・足のむくみ

陰陵泉は足の湿を取り除くのに効果的。

・食欲不振

カラダに湿がたまり過ぎると、脾の働きである消化吸収と水分代謝がうまくできなくなる。ツボを刺激することで脾の働きを助ける。

・膝の痛み

ツボの位置が膝に近いところにあることから、膝の痛みにも効果的。

 

②『水分(すいぶん)

〈水分の位置〉

おへそから親指の幅だけ上にいったところ。

〈水分の効果〉

・足やカラダのむくみ

水分は言葉の通り「水分」調節に効果的。

・腹痛

腸に働きかけてお腹の調子が悪いなという時に、押してみると良い。温めるのも良い。

 

◎日本人は、、、?

日本は四方を海で囲まれている島国です。

全方位から湿気が入り込みやすくて、湿気にさらされやすい環境で生活しています。

その為、日本の伝統文化に工夫がみられます。

・湿気をためにくく、通気性の良い建造物

・湿気による胃腸障害を減らす為、消化の良い、煮る、蒸すなどの料理やお菓子

エアコンなどで室内の湿気対策ができるよいになりましたが、室外の暑さは年々増すばかり、、、。その上、食生活は日本人の胃腸には負荷となるような食品も、昔より増えています。さらには運動による発汗機会もかなり減ってきています。

 

コロナ禍で、外出も減り、自宅に居る時間も増えていますので、この機会に、自宅でできる簡単な運動やツボのケアをおすすめします!!

もちろん当院でも、お灸などの治療についていつでもご相談をお待ちしております!


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梅雨の体調不良 耳マッサージで和らげよう!

2021.06.08

皆さんこんにちは。ひのうえ鍼灸整骨の池田です。ゴールデンウィークあたりから雨が多いなぁと思っていたら5月の半ばにはもう梅雨に入っていましたね💦九州の方では床上浸水などの被害も出てきています。ここら辺ではそういう被害は少ないかもしれませんがそうなった時にすぐに動けるように避難準備やハザードマップの確認などをしておいた方がいいかもしれませんね。さて、梅雨に入ると湿気や低気圧から体調不良が出てくる方は多いと思います。そういう時は耳マッサージでセルフケアしてみませんか?

梅雨時期の体調不良は典型的な気象病

気象病とは気圧や温度、湿度の変化の影響を受けて引き起こされる不調や病気のことで、自律神経のバランスが崩れてしまうことも考えられます。気圧が低下し、湿度が高くなり、梅雨冷えと蒸し暑さで気温変化が大きい梅雨時期の体調不良は典型的な気象病と言えます。食欲がない、体がむくむ、めまいがする、ぜん息が悪化する、足や腰の関節が痛む、うつ傾向が現れて塞ぎ込むことが多くなるといった多彩な症状が現れます。

梅雨期に気象病が増える理由

気象病は内耳が大きく関係しています。耳の鼓膜の奥にある内耳は気圧の変化を感じる気圧センサーなのですが、この気圧センサーが敏感に反応しすぎると脳に過剰な情報が伝わり、自律神経が乱れて体にさまざまな変調が起こるのです。自律神経のうち交感神経が活発になると血圧が上がったり痛みを感じ、副交感神経が活発になると眠くなったりだるくなったりします。自律神経の乱れがぜん息の悪化や足腰の関節の痛みにつながることもあります。

気象病を軽減する耳のマッサージ

内耳の血流が悪くなっているので、内耳の血流を良くして自律神経を整え、気象病を予防したり改善する。梅雨どきに心身の不調を感じる人は、『くるくる耳マッサージ』を朝晩に1回ずつ、毎日続けてみてください。この時期は気圧の変化だけでなく、梅雨寒(つゆざむ)と言われる気温の変化もあれば、雨が降ったり止んだりすると湿度も大きく変わります。そうした気象の変化による内耳の不調も『くるくる耳マッサージ』で改善できます。

生活習慣

梅雨の気候の変化で自律神経が乱れやすくなるとご紹介しましたが、自律神経自体の働きを高めるためには、運動がおすすめです。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行うことで、血液循環もよくなります。また、良質の睡眠をとるためにも、入浴のタイミングに気を配ってみましょう。人は体温が下がってきたときに眠りに入りやすくなるため、寝る1時間くらい前に入浴を済ませられるとスムーズに眠りにつくことができるようになります。入浴は、シャワーだけで済ませるのではなく、38~40℃のぬるめのお湯にゆったり浸かりましょう。その他にも、早寝早起きや1日3回食事をとるなどの規則正しい生活を送ることも、梅雨の体調不良の予防には大事です。

 

耳マッサージで内耳の血流を良くするのも大切ですが、根本的には生活習慣を正すことが必要だと思います。それでも原因が特定できなかったり不明であったりすることもあります。そんなときは内科もしくはに相談すのがいいでしょう。自律神経に関わる場合は神経内科、メンタル面の影響もある場合は心療内科の受診をすすめられることもあるかもしれません。

 


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